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お口の豆知識〜磨いていてもムシ歯になるのはどうして??〜
公開日:2018年3月29日 最終更新日:
こんにちは
姫路駅から歩いて5分 契約駐車場あり
美味しい食事のパートナー、溝井歯科医院の溝井です。
今回は「ちゃんと磨いているのにどうしてムシ歯になるのか?」です。
どうしてムシ歯になるの??
こないだ検診行ったらムシ歯が出来てるって言われたの!
一日3回歯磨きしてるしフロスも使ってるのに
…
治療も終わって、これからは気をつけようと思って自分なりにちゃんとブラッシングしてたのに定期検診でムシ歯が見つかった…
こんな話、耳にしたことありませんか?
今回のテーマは、ご自身で手入れをしていてもムシ歯になってしまう場合についてです。
歯みがきをしなかったから。
まずこれを思い浮かべる方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
次に出てくるのは甘いものをたくさん食べたから!
ムシ歯の成り立ちは?
ここでムシ歯の成り立ちについておさらいしましょう。
ここに3つの輪があります。それぞれ「糖類」「口腔内細菌」「宿主因子」をさしています。
通常、この3つの輪は独立しています。
しかし、食事をして糖類(砂糖だけでなく、ご飯や麺などの炭水化物も糖類です)が増えると、糖類が大好物の口腔内細菌達も爆発的に増えます。
唾液で細菌が洗い流せれば良いのですが、唾液が少なく洗い流せない場合や、歯の質が弱かったりすると(これが輪の一つ、宿主因子です)それぞれ独立していた輪が大きくなり、ついに3つが重なってしまいムシ歯ができる、と考えられています。
輪が大きくならないようにすればムシ歯は防げますので、それぞれ反対のことをすれば良いわけですね。
糖類であれば、摂取量や摂取するタイミングを考える。
口腔内細菌の場合は、ブラッシングで細菌を取り除く。
宿主因子は、フッ化物塗布で歯質強化をしたり、唾液を出しやすくする。
ところがこれらのことを気をつけていても、ムシ歯ができる場合があります。
それが、「力」によるものです。
ひとつ想像してみてください。
傷ひとつついていないツルツルのガラス板。
そんなガラス板でも、毎日同じ場所をアイスピックでつついていたら、やがてヒビが入るでしょう。
それと同じことが、歯でも起こるんです。
歯に必要以上の力がかかると、エナメル質には目に見えない亀裂が入ります。
私たちにとっては見えないヒビでも、ミクロン単位の細菌にとっては格好の休憩場所です。
清掃道具が及ばない小さな小さな隙間で集団を作り出した細菌が、やがてムシ歯を作ってしまうんですね。
こればかりは、セルフケアでカバーしきれません。
そもそも必要以上の力って何?どこにどうかかってるの?
ムシ歯ができるのは仕方ないことなのか?
そう思われた方、安心してください。
噛んだ時の力の強さ、さらにはどこにどれくらいの力がかかるのか、数値で表示できる機器が存在するんです。
(もちろん溝井歯科医院は完備しています!)
この歯科治療の見える化、次回はこの機器について詳しく説明していきますね(*^^*)
「おいしい食事のパートナー」溝井歯科より