親知らずってなに?どんな歯なの?

お知らせ

奥歯 , 抜歯 , 親知らず

痛みや腫れを引き起こす親知らず。お口の中のやっかいものです。

いざ抜くとなると勇気がいりますよね。

当院でも親知らずを抜きにくる方は多くいらっしゃいます。

みなさんは親知らずについて、詳しく知っているでしょうか?

「必要じゃない歯なのに、なんで生えてくるの?」

「なんで「親知らず」って呼ばれてるの?」

「みんな生えてくるの?」

「なんでまっすぐ生えてくれないの?」

「なんであんなに痛いの?」

など多くの方が疑問を持たれている親知らずのナゾに迫ってみましょう!

親知らずって、どんな歯?

まずは親知らずについてお話していきます。

奥歯の、そのまたいちばん奥に、そしていちばん最後に生える歯。前から数えて、8番目の歯です。18歳から20歳くらいで生えてくることが多いです。

人間の一生が短かったころには、すでに親は死んでいなかった年齢であったため、「親知らず」と呼ばれています。「智歯」とも呼ばれます。

食事が柔らかくなり、噛む回数が減ったなどの影響で、日本人のあごは近年小さくなる傾向にあります。親知らずが生えるころには他の歯はすでに生えそろっているので、結果的に親知らずが生えるスペースが不足する人が増えています。

スペースが足りずに親知らずが水平に生えたり、傾斜して生えたりすると、痛みや腫れなどのトラブルを引き起こす原因となり、抜歯が必要となるケースが多いのです。

みんな生えてくるの?

親知らずは絶対に生えてくるわけではありません。骨にぶつかって生えてこなかったり、少しだけ生えてきて頭がちょっとだけみえてる人もいます。親知らずが形成されない人もいます。

なんで生えるの?

先ほどもお伝えした様に、太古の昔、人間は木の実や生の肉など硬いものが中心の食生活でした。そのため食べる時はよく噛む必要があり、顎の骨がよく発達していたため、親知らずが生えてくるスペースが十分ありました。昔の人々にとっては、歯は生きていくために不可欠のものであり、大人になって生えてくる親知らずには大きな意味があったと考えられます。

一方、現代の食生活では子供の頃から軟らかいものを食べることが多くなりました。これに伴ってよく噛むという習慣も薄れ、顎が十分に発達しなくなったのです。すると、親知らずのスペースが足りなくなり、きちんと生えなくなるケースが増えてきました。

いろいろな生え方をする親知らず

まっすぐ生えてくれれば良いのですが、そこはやっかいものの「親知らず」。

上図のようにいろいろな生え方をします。

みなさんも当てはまったものはありますか?

なんで痛くなるの?

親知らずが痛むのは、「本来生えない場所に歯が生えることで、周囲の歯や骨、歯茎を圧迫するから」と考える人も多いと思います。

もちろんそのような理由で痛むこともありますが、親知らずの痛みは、「親知らずが生えることによって生じる歯周トラブル」が原因になっていることがほとんどです。

それでは、親知らずの痛みの原因を順に見ていきましょう。

虫歯や歯周病

親知らずが斜めに生えると歯磨きがしづらくなり、それが原因で虫歯や歯周病が発症しやすくなります。

親知らずはそもそも奥歯のさらに奥の位置に生えるので、磨きにくいものです。それが斜めに生えることにより、さらに磨きにくくなります。

特に親知らずの前に生えている第二大臼歯(だいきゅうし)との接着面は磨きにくく、その位置に虫歯ができやすくなります。第二大臼歯も虫歯に感染してしまうことがあるので、親知らずに痛みが感じた場合はすぐに診てもらうようにしましょう。

智歯周囲炎(ちししゅういえん)

こちらも、歯磨きがしにくくなることで生じる炎症です。歯が痛むというよりも、あご全体が痛むという特徴があります。

智歯周囲炎は、親知らずの周辺の歯茎に雑菌が繁殖して起こる炎症です。歯茎が腫れるなどの症状もありますので、そのような兆候が見られる方は、早めに診察してもらいましょう。

歯性感染症

歯性感染症とは、虫歯や歯周病、智歯周囲炎などの炎症が周囲の組織にまで侵入することで引き起こされる疾患の総称です。

歯性感染症には、以下のようなものがあります。

・顎骨骨膜炎(がっこつこつまくえん)

虫歯菌などが顎の骨に感染することで起こる感染症です。顎を中心に顔全体が腫れ、鼓動に合わせてずきずきと痛む特徴があります。

・化膿性リンパ節炎

虫歯菌などがリンパに感染することでリンパ節が腫れる感染症です。高熱が出ることもあります。

感染症になると、抗生物質を使用し炎症を抑えることになります。特に重症化している場合には、点滴などを用いることもあります。

それらの治療法で炎症が治まることもありますが、それは結局、その場しのぎの治療でしかありません。

親知らずをそのまましておけば、再び炎症が起こってしまうことがありますので、炎症が起きた場合はすぐに抜歯をするなどの治療を受けるようにしてください。

必ず抜かないといけない?

その必要はありませんが、痛みがひどい場合は、抜歯などの適切な処置をしてもらう必要があります。

ただ、それほど大きな痛みではない、もしくはほとんど痛みがない場合でも、

以下のようなタイプの親知らずは痛みが強くなっていく危険性があります。

親知らずが斜めに生えている

歯が斜めに生えているタイプの親知らず(傾斜タイプ)は、痛みが発生しやすく、抜歯が必要なケースがほとんどです。歯の一部が露出していることが多く、歯磨きのしにくさなどから虫歯や歯周病などのトラブルを引き起こすことが多くなります。

親知らずが横向き、または完全に歯茎の中に埋まっている

親知らずの中には、歯が完全に横向きに生えていて、歯茎の中に完全に埋もれている埋没タイプのものがあります。

歯が露出していないため、虫歯や歯周病などを引き起こす危険性はそれほど高くありません。

しかし歯茎の中で周囲の骨や歯に影響(圧迫したり溶かしたり)することがあり、そういったケースがある場合は抜歯が必要なケースがあります。 上記のタイプの親知らずは、痛みがある場合はもちろん、痛みがない場合でも抜歯が必要になることがあります。

抜くのがコワイ。。。

親知らずの抜くこと自体は、麻酔をかけて行いますので痛みが伴うことはほとんどありません。

当院でも、まずは針を刺す際に痛みがでないように歯茎の表面をしびれさせるシールをはるところから始まります。

そして蚊と同じくらい細い針を使用し、麻酔をしていきます。

麻酔がしっかりと効く頃に処置をします。

ご安心ください!

あっと言う間に抜けてしまう事がほとんどです。

歯を抜くので、麻酔がきれた後に痛みを伴うことがあります。

状態により歯茎を切開して親知らずを抜く事もあり、腫れる場合もあります。

基本的に抜歯後は痛み止めや抗炎症剤を処方させていただきます。

先生の指示に従い、しっかりとお薬を飲んでいただければ痛みや腫れが悪化する事はほとんどございません。 お薬をが合わない時は相談していただき、薬を替えるなどの対応を致します。

関連記事