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歯槽膿漏とは?原因や症状、治療法を詳しく解説

2025.04.23

兵庫県姫路市の歯医者 溝井歯科医院
歯科医師 院長の溝井優生です。

歯の健康は全身の健康にも深く関わっています。その中でも「歯槽膿漏(しそうのうろう)」は、歯周病の一種として多くの方が悩まされる症状です。歯槽膿漏は放置すると歯を失う原因にもなりかねません。この記事では、歯槽膿漏の基本的な情報から原因、症状、治療法、予防策まで詳しく解説します。正しい知識を持ち、適切なケアを行うことで、健康な口腔環境を維持しましょう。

目次

  1. 歯槽膿漏とは?
  2. 歯槽膿漏の原因
  3. 歯槽膿漏の症状
  4. 歯槽膿漏の診断方法
  5. 歯槽膿漏の治療法
  6. 歯槽膿漏の予防方法
  7. 歯槽膿漏による身体的・経済的・精神的影響
  8. まとめ

1. 歯槽膿漏とは?

歯槽膿漏(しそうのうろう)は、歯周病の進行した段階を指します。歯周病は歯を支える組織、特に歯槽骨が炎症を起こす病気で、初期段階では歯肉炎として現れます。歯肉炎が適切に治療されないまま進行すると、歯槽膿漏へと進み、歯槽骨が破壊され、最終的には歯を失うリスクが高まります。歯槽膿漏は細菌の感染が原因で、口腔内の衛生状態や生活習慣が大きく影響します。早期発見と適切な治療が重要です。

2. 歯槽膿漏の原因

歯槽膿漏の主な原因は、歯周ポケットに溜まった細菌です。これらの細菌が歯肉や歯槽骨に炎症を引き起こし、破壊を進めます。具体的な原因としては以下の点が挙げられます。

  1. プラークの蓄積: 歯の表面に形成されるプラークは、細菌の温床となり、炎症を引き起こします。
  2. 喫煙: 喫煙は血流を悪化させ、歯周組織の回復を阻害します。
  3. 遺伝的要因: 歯周病にかかりやすい遺伝的傾向があります。
  4. ストレス: 免疫力の低下を招き、炎症を悪化させます。
  5. 不適切な歯磨き: 効果的な歯磨きができていないと、プラークが蓄積しやすくなります。

これらの要因が複合的に作用することで、歯槽膿漏のリスクが高まります。生活習慣の改善や定期的な歯科検診が予防には欠かせません。

3. 歯槽膿漏の症状

歯槽膿漏の症状は進行段階によって異なります。初期の段階では自覚症状が少ないため気づきにくいですが、以下のような症状が現れます。

  1. 歯茎の腫れと出血: 歯磨き時や食事中に歯茎が出血しやすくなります。
  2. 歯茎の後退: 歯周ポケットが深くなり、歯茎が下がることで歯が長く見えるようになります。
  3. 口臭: 細菌の増殖により強い口臭が発生します。
  4. 歯のぐらつき: 歯槽骨が破壊されるため、歯が揺れやすくなります。
  5. 顎の痛み: 骨の炎症や感染が広がることで顎に痛みを感じることがあります。

これらの症状が見られた場合は、早めに歯科医師に相談することが重要です。進行を抑えるためには、適切な治療とケアが必要です。

4. 歯槽膿漏の診断方法

歯槽膿漏の診断は、歯科医師による口腔内の検査が基本となります。具体的な診断方法は以下の通りです。

  1. 視診と触診: 歯や歯茎の状態を直接観察し、腫れや出血、歯茎の後退などを確認します。
  2. 歯周ポケットの測定: 特殊な器具を使用して、歯周ポケットの深さを測定します。正常な範囲は約1~3mmですが、深さが4mm以上になると歯槽膿漏の疑いがあります。
  3. レントゲン検査: 歯槽骨の状態を確認するためにレントゲンを撮影します。骨の減少や破壊が見られれば、診断が確定します。
  4. 全身状況の評価: 糖尿病や免疫不全など、歯周病に影響を与える全身的な病状も評価します。

これらの診断結果を総合的に判断し、歯槽膿漏の進行状況や治療方針が決定されます。定期的な歯科検診を受けることで、早期発見が可能です。

5. 歯槽膿漏の治療法

歯槽膿漏の治療法は、病状の進行度合いによって異なります。主な治療方法は以下の通りです。

非外科的治療

  1. スケーリングとルートプレーニング: 歯石やプラークを徹底的に除去し、歯根面を滑らかにすることで再感染を防ぎます。身体的なメリットとしては、歯を失うリスクを低減できることが挙げられます。一方、治療に時間がかかり、定期的な通院が必要な点がデメリットです。
  2. 抗生物質の使用: 細菌感染を抑えるために抗生物質を併用することがあります。経済的な負担が増える可能性や、副作用のリスクがデメリットとなります。

外科的治療

  1. フラップ手術: 歯茎を切開し、歯周ポケットの洗浄と再生を行います。身体的なメリットとしては、深いポケットを効果的に治療できることが挙げられます。しかし、術後のケアが必要で、精神的な負担がかかることがあります。
  2. 骨再生治療: 歯槽骨の再生を促進するために、骨移植や再生材を使用します。経済的な負担が大きくなる可能性や、治療期間が長くなる点がデメリットです。

治療法の選択は患者さんの症状や状態に応じて歯科医師と相談し決定します。治療後も継続的なケアが必要です。

6. 歯槽膿漏の予防方法

歯槽膿漏の予防は、日常の口腔ケアと生活習慣の改善が基本です。以下の方法を実践することで、歯槽膿漏のリスクを大幅に減少させることができます。

  1. 正しい歯磨き: 毎日の歯磨きを丁寧に行い、プラークの蓄積を防ぎます。フロスや歯間ブラシの使用も効果的です。
  2. 定期的な歯科検診: 少なくとも半年に一度は歯科医院で検診を受け、早期発見・治療を心掛けます。
  3. 禁煙: 喫煙は歯周病の進行を早めるため、禁煙を推奨します。
  4. バランスの良い食事: 栄養バランスの取れた食事を心掛け、免疫力を高めることが重要です。
  5. ストレス管理: ストレスは免疫力を低下させるため、適切な方法でストレスを解消します。

これらの予防策を継続的に実践することで、歯槽膿漏だけでなく他の口腔疾患の予防にも繋がります。

7. 歯槽膿漏による身体的・経済的・精神的影響

歯槽膿漏は口腔内に限らず、身体全体に様々な影響を及ぼします。また、経済的・精神的な面でも負担が増えることがあります。

身体的影響

歯槽膿漏が進行すると、以下のような身体的な問題が発生します。

  • 心疾患との関連: 歯周病が慢性的な炎症を引き起こし、心臓病のリスクを高める可能性があります。
  • 糖尿病の悪化: 歯周病と糖尿病は相互に影響し合い、血糖コントロールを困難にします。
  • 妊娠合併症: 歯周病が妊娠中の合併症リスクを高めることが報告されています。

経済的影響

治療費や通院費がかさむことで、経済的な負担が増加します。特に進行した歯槽膿漏では、外科的治療やインプラント治療など高額な治療が必要になる場合があります。

精神的影響

歯を失うことや口臭の問題は、自信喪失や社会的な不安感を引き起こすことがあります。また、慢性的な痛みや不快感はストレスやうつ状態を招く可能性があります。

これらの影響を避けるためにも、歯槽膿漏の早期発見と適切な治療が不可欠です。

まとめ

歯槽膿漏は歯周病の進行した状態であり、早期に対処しないと歯の喪失や全身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。正しい口腔ケアと定期的な歯科検診を通じて、歯槽膿漏の予防と早期発見を心掛けましょう。症状が現れた場合は、速やかに歯科医師に相談し、適切な治療を受けることが重要です。健康な口腔環境を維持することで、全身の健康と生活の質を向上させることができます。歯槽膿漏についての正しい知識を持ち、日々のケアに役立ててください。

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