はじめに
年齢とともにお口の中の健康や見た目に対する関心が高まる40〜50代の女性の皆さま。「若い頃に入れた銀歯が目立ってきた」「金属アレルギーが心配」といったお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
兵庫県姫路市の【溝井歯科医院】では、こうした患者さまの声にお応えするために、見た目にも美しく、体にもやさしい「メタルフリー治療」に力を入れています。本記事では、メタルフリー治療の特徴や種類、メリットについて、やさしく丁寧にご紹介いたします。
メタルフリー治療とは?
メタルフリー治療とは、従来の金属を使用せずに、身体にやさしい素材(主にセラミックなど)を使って歯を治療する方法です。
これにより、金属アレルギーのリスクを避けられるだけでなく、歯ぐきの変色や金属の腐食による老化の進行も抑えることができます。治療後の見た目が自然で、長くきれいな状態を保てることから、審美性と機能性の両方を重視する方に選ばれています。
従来の金属治療との違い
日本の保険診療では、銀合金や金パラジウム合金などの金属材料が一般的に使われてきました。こうした金属は、保険適用で経済的な一方で、時間とともに以下のような問題が発生することがあります
- 金属が見えるため、見た目が目立ちやすい
- 金属イオンの溶出によって、歯ぐきが黒ずむ
- 金属アレルギーを引き起こす可能性がある
一方、メタルフリー治療ではこうした懸念を最小限に抑えられます。とくに、前歯など目立ちやすい部分の治療においては、自然な仕上がりが期待できるため、見た目を気にされる方には最適です。
メタルフリー治療が選ばれる理由
見た目の自然さ
セラミックなどの素材は、天然の歯に近い色合いや透明感を持っています。治療跡が目立たず、笑顔に自信が持てるようになる方もいらっしゃいます。
金属アレルギーの予防
金属を使用しないため、アレルギー体質の方でも安心して治療を受けられます。特に、金属アレルギーの既往歴がある方や皮膚トラブルを経験された方におすすめです。
口内環境の老化予防
金属の腐食によって生じる二次虫歯や歯ぐきの変色を避けることで、お口の中を健康に保ちやすくなります。見た目だけでなく、機能面でも長期的なメリットがあります。
メタルフリー治療の種類と特徴
溝井歯科では、お口の状態やご希望に合わせて、複数のメタルフリー素材をご提案しています。
ハイブリッドセラミックインレー
セラミックにプラスチック(レジン)を混ぜた素材で、柔軟性と美しさのバランスが取れています。保険のレジン素材よりも耐久性が高く、見た目も自然です。
オールセラミッククラウン
全体がセラミックでできた被せ物で、天然歯のような透明感と光沢を再現できます。前歯のように見た目が重要な箇所に多く使用されます。
ジルコニアクラウン(※オプションとしてご案内することがあります)
高強度のセラミック素材で、奥歯のように噛む力が強くかかる部位でも使用可能です。自然な白さと高い耐久性を持ち合わせています。
セラミック素材のメリット
セラミックは、見た目の美しさだけでなく、体にもやさしい素材です。以下のような特長があります。
- 色の再現性:天然歯に近い自然な色合いを再現できます
- 変色しにくい:レジン素材と比べて、経年による黄ばみや変色がほとんどありません
- 臭いがつきにくい:素材表面がなめらかで、汚れや臭いが付きにくい構造です
- 金属アレルギーの心配がない:体内でも安定した性質を持ち、安心して使用できます
- 歯ぐきが黒ずまない:金属を使用しないことで、歯ぐきの色の変化を防ぎます
よくあるご質問(Q&A)
- メタルフリー治療は誰でも受けられますか?
- はい。基本的にはどなたでも可能ですが、お口の状態や治療部位によって適応が異なります。事前の診察で丁寧にご説明いたします。
- 保険は使えますか?
- 一部保険適用可能な素材もありますが、セラミックなど審美性を重視した素材は原則自費診療となります。ご予算やご希望に応じて無理のない治療プランをご提案いたします。
- 治療後のお手入れは必要ですか?
- セラミック素材は汚れが付きにくいですが、定期的なメンテナンスが長持ちの秘訣です。当院では、治療後も定期的なケアをサポートしています。